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森deリトリート 特別編 「晩秋の森に触れ、自然と自分の声に耳をすます2日間」

ゲスト:金子 潤さん(はだし研究者/はだしの人)

日時:2022年11月22日(火)~23日(水) <1泊2日>

会場:清泉寮

主催:公益社団法人日本環境教育フォーラム・公益財団法人キープ協会

※本事業は「東京マラソン2023チャリティ」の寄付金により実施しました



冬目前の清里で行われた「森deリトリート特別編」。こちらは日本環境教育フォーラム様との共催事業として開催されました。今回参加いただいたのは、「健康」を視点とした森の活用に関心を持つ10名の方々。またゲストには、「はだしの人」金子潤さんをお招きし、和気藹々としながらも、ゆっくりと森の中で自身を見つめる、充実した2日間となりました!


1日目

初日は少し肌寒い風と、柔らかな日差しが降り注ぐ気持ちの良い日。

まずは室内で、はじまりの会が行われました。スタッフの自己紹介や、

今回の概要を聞き、これから始まる森での時間に期待が高まります。

はじまりの会が終わると、早速清里の森の中へ出発!

参加者同士の自己紹介を経て、モミの香りに癒されたり、落ち葉の中に隠れるドングリを探したり、草原の中で五感を使いながら新鮮な空気を思い切り吸い込んだりと、五感を使って森からの恩恵を感じることができました。


最後には、森の中で横になり、一人きりの時間を過ごす「ソロ」や、ナギナタコウジュの野草茶を味わい、ゆっくり自然や自身と向き合う時間を過ごすことができました。


外から帰ってきた後は、「森の癒しの力」について知るための講義が行われました。森にはどんな効果があるのか、実際に体験をしたからこそ、それぞれに多くの学びがあったのではないでしょうか。


夕食の後には、静けさの漂う夜の森へ。多くの動物たちが行動を始める夜の森の中で、匂いや音を感じ取ったり、再び「ソロ」を行ったりしました。周りが暗い分、音に敏感になるなど、それぞれが昼の森と夜の森とでの感覚の違いに気づくことができました。

最後には清里から見える夜景を楽しみ、穏やかな気分のまま一日目が終了しました。















2日目

午前6時30分。今にも雨が降り出しそうな曇り空の中、希望者で朝のさんぽに出かけました。

まだ日が昇ったばかりの外の空気を全身で感じ取りながら、森でラッキーカラーとなる自然物を拾ったり、花や葉っぱなど、自然の絵の具を使ってTシャツ型の紙を交換し合ったりと、気持ちよく一日のスタートを切ることができました。


朝食を済ませ、ゲスト金子潤さんのプログラムの時間がやってきました。 早速室内ではだしになりストレッチ。床の冷たさが直に伝わってきます。しかしどこか解放されたような心地よさも感じる不思議な感覚でした。



はだしの感覚を知ったところで、まずは靴を履いて外へ。雨が降る中、呼吸法を学びながら心身を整えていきます。森の中に入ったところで、いよいよはだしになる時間です。

恐る恐る地面の上に足をのせてみると・・・冷たい!! 雨に濡れた地面から、足の裏を刺すような冷たさが伝わってきます。参加者のほとんどの方がこの瞬間に、

「ギブアップしてしまうかも・・・」と思っていたようです。しかし、何とか耐えながら森を進んでいくと、先ほどまでの冷たさが次第になくなっていきます。

自分の体が自然に順応していく様子を実感した瞬間でした。


はだしを通して、自然を繊細に感じ取る、「野生」の力が自分の中に備わっていることを知り、自分は自然の一部であることを認識することができました。自然とも、自分とも向き合うことができ、普段の生活では感じ取ることができないような刺激を受けた、貴重な時間となりました。













最後のふりかえりでは、「森を見る目が変わった」、「森の中でリラックスするテクニックを得た」、「はだしで歩いている時の足の感覚が新鮮」、「五感に集中することで自信が持てるようになると思った」などの感想が飛び出しました。発見の多い充実した2日間となったのではないでしょうか。


今回参加していただいた皆様、本当にありがとうございました!

これからも、時々森に足を運び、「リトリート」してみてはいかがでしょうか。自分の中に、また新しい発見があるかもしれません。

清里で再びお会いできる日を、心から楽しみにしております!


文責:鈴木



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