ゲスト:降矢英成先生(心療内科医/赤坂溜池クリニック院長)
日程:2020年11月28日(土)~29日(日)
会場:清泉寮
今回のテーマは「冬の森に包まれて 『いま・ここ・じぶん』に耳を澄ます」。
森の中で過ごし、五感を研ぎ澄まして「いま・このとき」の森を感じます。
そして「いま・ここ」にいる自分の身体と心の声に耳を澄ます2日間です。
1日目
当日は風花が舞い、冬の訪れを感じる日でした。
会場に到着された方から1回目の血圧と自律神経の測定をしていただき、はじまりの会が開始しました。今回は21名の方にお集まりいただき、青空の下でスタートしました。
まずは「セラピーウォーキング」清里の森へ出かけます。
冬の森ではモミの葉の香りに癒されたり、落ち葉の色を比べてみたり、
「いま・このとき」の森と「いま・ここ」にいる自分の呼吸を合わせて歩いたり、
自然の恵みを味わったり、森の中でゆっくりと過ごしました。
「久しぶりにゆったりとした時間を過ごした」「こんなに感覚を広げて歩くのは久しぶり」という声がでていました。
清里の森の中で過ごしていくうちに、みなさんの表情も柔らかくなっていったように思えました。
そして会場に戻り、2回目の血圧と自律神経の測定します。
次の時間は降矢先生の講義「森林療法のすすめ」です。
森林療法や測定結果(血圧と自律神経)を確かめながら、森の中で過ごした「いま・ここ」の自分の変化を読み解きます。
森での過ごし方は人それぞれ。自分自身が心地よいと感じる森の中で、自分の心が喜ぶことをすることが大切と教えていただきました。
夕食後は降矢先生との個人面談の時間です。測定結果について、1人ずつ先生からお話を伺いました。またナイトハイクプログラムで夜の森を感じるひとときを過ごしました。月の光だけで影ができるほどの明るい夜でした。
2日目
朝は降矢先生の樹林気功とワンポイント健康法からスタートします。樹林気功後は体の中が動き出し、じんわりと暖かくなったように感じました。普段の生活でも取り入れていただければと思います。
そして、自分の体調や気分で選べる2つのプログラムがのスタートです。
「アクティブコース」は標高差約100mある川俣渓谷まで歩きます。
木一本一本で温度や触感が異なるので、手に伝わる感覚を確かめて歩きました。
また渓谷沿いでは川のせせらぎを聞きながら過ごしました。
川の表情を見ながら過ごしたり、ぽっかりあいた空を眺めながらすごしたり、
大きな木にもたれかかってみたり、それぞれの時間を過ごしました。
そして、お気に入りの木の前で樹林気功をして過ごしました。
「のんびりコース」は焚火を囲んでのクラフトづくりです。
森を歩きながら集めた焚き木を使って、まずはぞれぞれ「火おこし」に挑戦しました。
皆さん、それぞれ真剣な表情です。
自分でおこした火で味わう焼きマシュマロの味は格別でした!
その後は、皆さんの火をたき火台に集めて大きな火をつくりました。
その火で「化粧墨」というクラフトをつくります。
皆さんが森で見つけた可愛らしいタネや木の実、面白いカタチの葉っぱが、
美しい墨に大変身!火でしか作れないクラフトには繊細な美しさがありました。
森で過ごした時間の後は、一人でじっくりと2日間をふり返る時間を過ごし、おわりの会を迎えました。「今回の清里の森では自然の光が印象に残りました。」「また森に行きたくなった!」「私には森で過ごすことが合っていることが数値からも分かったので、森で過ごす時間をつくります。」「自分自身を振り返るいい機会になりました。」「五感を沢山使った2日間だった。」「普段の忙しさから離れ、良いタイミングで参加できました。」などの感想をいただきました。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
また会えるときを清里の森と共にお待ちしています♪
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