ゲスト:降矢英成(心療内科医/赤坂溜池クリニック院長)
日程:2014年11月23日(日)~24日(月・祝) 会場:ハリスホール(キープ清里キャンプ場)
今回で20回目を迎える森療時間は、冬の始まりを迎えた森で行われました。 テーマは「森のリズムと響きあう自分のリズム」。 “季節に合わせて絶えず変化し続ける森は、変化の中にあっても無理や過不足がない。”そんな自然のリズムを感じながら自分のリズムを見つめ直し、本来のリズムを取り戻すヒントを森から貰おうと13名が集まりました。
■1日目
良く晴れたお昼時、続々と参加者さんが清里に集まってきました。受付を済ませた方から順次、血圧と自律神経の測定です。 最初のプログラム「セラピーウォーキング」の始まりは体操で体と五感をストレッチ。身体がほぐれたら森の中に移動して過ごします。モミからはフレッシュな香りを、お日様からは影の面白さを教えてもらいます。道をそれて薮の中を歩いてみたり、展望を楽しんだり、再び森の中で静かに過ごしたり…と変化のあるプログラムでした。
会場に戻って2回目の測定。 測定結果をもらって、降矢先生の講義「森林療法のすすめ」を聞きます。森林療法とは何かから始まり、測定結果のグラフの見方を教わりながら、自分の1回目と2回目の数値を見比べて、森のセラピー効果を確かめました。
頭を満たしたら次はお腹を満たす番です。地元の食材を使って丁寧に作られた夕食を楽しみました。 夕食の後は、ナイトウォークに参加する人、降矢先生の個別相談コーナーを利用する人、ストーブの前で談笑する人、こたつでくつろぐ人、それぞれ静かな夜を過ごしました。
■2日目
「のんびりコース」はそれぞれが小さな火をおこし、それを集めて大きな焚火にしました。その焚火でデザートを作り、昼食後に全員でおいしく頂きました。
午後は一人でじっくりと過ごす時間。森で寝転ぶ人、思いを書き留める人、それぞれの過ごし方で2日間をふりかえりました。
最後のおわりの会でお互いの思いを共有してから解散。ゆったりとした森のリズムに合わせて、自分のリズムを見つめ直す時間になりました。
(実習生:山田 木綿子)
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