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  • anishio

第55回「カラカラ?しっとり?ジメジメ?ヤマネが好きな冬の寝床はどれだろう?」 

更新日:2019年12月16日


第55回のやまね学校のテーマは、ずばり『湿度』です。

ヤマネが寝床を選ぶとき、どんな湿度の寝床で寝るのでしょうか?

ヤマネのまだよく分かっていない分野を研究します。


*1日目*

はじまりの会

1時間目 みんなと友達になろう

2時間目 ヤマネがすむ森を探検しよう

3時間目 ヤマネってしってる?

4時間目 ヤマネの寝床をつくろう!

5時間目 ヤマネを観察しよう!

放課後  ①観察の続きをしよう

     ②自由時間(交流会)

 今回のやまね学校を共に研究する仲間、リピーターの方や初めての方がおられました。みんなヤマネに魅せられた仲間たち!まずはお互いを知り合えるようなゲームでココロとカラダの緊張をほぐします。

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 そして、ヤマネの住む森へ出発です。レンジャーと一緒に森を歩き、ヤマネが寝床にしそうな土を触ります。「結構シットリしているな」「少し暖かいかも」実際に触ってみることで、ヤマネの気持ちに近づきます。

 教室に戻り、次はやまね学校の湊校長先生の授業です。夏にヨーロッパでヤマネの研究をされた湊校長先生から、最新のヤマネ情報を教えていただきます。基本情報だけではなく、ヤマネの不思議さや面白さや可能性を熱く教えていただきました。

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 続いて、ヤマネが寝てくれそうな土を作ります。班ごとにカラカラ、しっとり、ジメジメ3種類の土を作り、様々な湿度の土が出来上がりました。作成したら後は、それぞれ「ヤマネが寝てくれそうな土はどれかなあ」と想像し、「これだ!」と思ったところへ、予想一位のヤマネの旗を立てました。

 いよいよヤマネの夜間観察です。夜間観察では、冬眠から目覚めるヤマネの心拍数を数えたり、体温を図ったり、記録写真を撮ったり大忙しです。そして、冬眠から目覚めたヤマネを、皆で作った土の入ったお家へ離します。ヤマネは一体どの土の下で寝てくれるのでしょうか?明日の結果発表が楽しみです。

*2日目*

朝のお散歩

6時間目 ヤマネが好きな寝床はどれだろう?

7時間目 実験結果をまとめよう!

8時間目 実験結果の発表!

9時間目 2日間のまとめ

おしまいの会

 2日目はふわふわの雪が積もり、一面の銀世界からのスタートです。

 オプショナルの朝のお散歩では、新雪の上に森の仲間の足跡が残っていました!調べて見ると、正体はキツネ。「ここにもある!」「ここで引き返している!何かあったのかな?」キツネの足跡を追いながら、様子を想像し、朝の森へお散歩へいきました。

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 そして、いよいよ結果発表の時間です。ヤマネはどの土の下で寝てくれているのでしょうか?ヤマネのお家の蓋を開けて、どこで寝ているかを確認しました。みんなで作った様々な湿度の土。なんとどのグループのヤマネも、予想していなかった土の下で眠っていました。これにはみんなビックリでした。

 実験結果を元に、ヤマネの冬眠と土の湿度の関係を分析します。やまね学校は、みんなが研究者!ヤマネの気持ちになって、大人も子どもも真剣に考えます。その後、各グループに分析した結果を発表してもらいました。データを細かく分析したり、どの土が息をしやすいのか?ヤマネの気持ちになり、実際にティッシュペーパーを敷いて実験してくれたグループもありました。 

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 ヤマネが好む寝床の条件として、土の湿度が重要なことは分かっていますが、やまね学校の湊校長先生の著書でも、どんな湿度が好まれるのかは、まだ明らかにされていません。そんなヤマネの未知の分野について、みんなで研究し、大きな一歩を踏み出したやまね学校でした。

 やまね学校のおわりの会を終えると、外には雪が降り積もっており、みなさん雪遊びを思いっきり楽しんでおられました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

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