※本プログラムは、「令和2年度(補正予算)国立・国定公園での滞在型ツアー推進事業」採択事業、「地域の歴史と酪農景観を活かしたリトリートツアー及びツアー基盤の造成」の一環として実施されたモデル事業です。
<モデル事業>
〇実施日時:
令和3年12月4日(土) 9:30~12:00 8名(4家族、大人4名、子ども4名)
令和3年12月4日(土) 13:30~16:00 ※催行中止
令和3年12月5日(日) 9:30~12:00 17名(5家族、大人7名、子ども10名)
令和3年12月5日(日) 13:30~16:00 19名(8家族、大人8名、子ども11名)
〇実施場所:山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター及び公益財団法人キープ協会
<プログラムイントロ>
清里開拓のシンボル【清泉寮】では酪農を中心とした事業から発展してきました。
ジャージー牛のいる牧草地と森の織り成す景色【酪農景観】が清里ならではの風景となっています。
そして、その周りには、多くの野生動物が暮らす豊かな森が広がります。
そんな清泉寮のエリアを“レンジャー(自然案内人)”と一緒に歩きながら、
ジャージー牛に会い、森の自然も存分に楽しみましょう。
【ジャージー牛】と【森の自然】とはどんなつながりがあるのでしょうか。
親子で体験しながら考えてみましょう。
12月の清里は、凛とした空気に包まれる冬本番の寒さ。抜けるような青い空の中、プログラムが始まりました。
清泉寮のエリアには、自然豊かな森と牧草地が広がっています。
なぜ清里には、ジャージー牛がいるのでしょうか。
清泉寮本館前、創設者ポールラッシュ像の前で、清泉寮と酪農のはじまりの歴史を聞きました。酪農=食糧難を解決していくための事業の一つだったそうです。
さっそく森に向かいます。「フィールドビンゴ」で自然素材を探しながら歩くと、足元には、モグラのトンネル跡や野生動物の落とし物も!
森と牧草地の境の「林縁部(りんえんぶ)」についても、学びました。牧草地があることで、森に変化が生まれ、いきもの達にとってもすみかやえさ場になっているそうです。
森の中では、動物探しをしてみると、ぬいぐるみの動物たちがいっぱい隠れていました!
そこには、それぞれの動物たちの痕跡(フンや爪痕、食べかすなど)が残っていて、
直接会うことは難しくても、動物たちの気配を感じることができました。
そして、農場に到着!
今回は、特別に清泉寮ジャージー農場の中に入って見学させてもらうことができました。
ウイルスなどを農場内に持ち込まないように、しっかりと靴の消毒とカッパを着て、完全防備で中に入ります。
農場の中では、茶色いジャージーの子牛の姿や、ちょうど放牧から戻ってきた牛の隊列を見ることもできたことも!ジャージー牛を観察しながら、ジャージー牛クイズに挑戦し、循環型の農場の運営について学びました。
「ソフトクリームは“ぐるぐる”でできている」
ソフトクリームが有名な清泉寮だけど、ジャージー農場のかわいい牛たちを見て循環型の酪農を学び、牧草地の広々とした景観ができた歴史と、森のつながりを感じられた時間になりました。
今度、ソフトクリーム食べるときは、もっともっと美味しく感じられそうです!
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