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保育者のための清里インタープリテーションセミナー ~「これみて!」を学びにつなげる体験に~

◇日 程:2023年12月16日(土)~ 17日(日)〈1泊2日・宿泊型〉

◇場 所:清泉寮自然学校(公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市高根町清里)

◇講 師:

   増田 直広(鶴見大学短期大学部保育科 講師、

         公益財団法人キープ協会環境教育事業部客員主席研究員)

   小西 貴士(森の案内人、写真家(日本写真家協会会員))



1日目:「インタープリテーションについて知る」


保育者のためのインタープリテーションセミナー入門編

講師の増田直広さんと小西貴士さんのダブル講師で実施させていただきました。

当日は、全国各地から35名の皆さまにご参加いただきました。


大切にしたいのは、体験から学ぶこと。ということで、まずはインタープリテーションの体験からスタートです。ニホンヤマネをテーマにしたガイドウォークや、ハンズオン展示を体験し、インタープリテーションを体験しました。同じ素材を扱っていても、テーマや手法が変わると、多様なインタープリテーションになることを実感しました。


 体験の後は、講師の増田直広さんと小西貴士さんの講義です。増田さんのインタープリテーションについての講義では「インタープリテーションと保育の関係」を学びました。ガイドウォークなどのインタープリテーションで感じた想いや、自分自身の心の動きを理論的に整理することができ、「なるほど!」とスッキリとした気持ちになりました。その後の小西さんの講義では、小西さんの視点を通したから自然・子ども・教育についてお話しいただき、新たな視点を享受した感覚となりました。


 そして夜はお楽しみのナイトハイク。真っ暗な森の中で散歩したり、星を見たりして自然・自分と向き合いながら、癒しの時間にもなりました。

体験と理論、理性と感性、整理と発想、学習と休憩のくり返しの中で、有意義な一日が終わりました。


2日目:「インタープリテーションをやってみる!+日常につなげる」


 いよいよ、インタープリテーション実習の時間です。午前中はチームの間で相互にインタープリテーションの実施に挑戦しました。与えられた素材とトピックを一つずつを選び、わずか1.5hの短い間に、みなさんそれぞれのテーマに沿った対話・思考を促す楽しいインタープリテーションを実践されました!その後、講師や他チームの参加者のフィードバック・アドバイスを見ながら、チーム内でふりかえりをしました。実践したからこそ得た気づきや学びを、定着させる時間となりました。


 午後は、インタープリテーションを保育にどう活かせるか?を考える時間です。2日間のセミナーで、それぞれの持つ悩みの解決、あるいは二日間でどんな問題に気づいたか、どう解決すべきかを考える充実な時間でした。



 今回のセミナーでは「テーマ」を大切に過ごしていました。子どもの興味や関心∞(無限大)ですが、心が動いた瞬間を学びにつなげるインタープリテーションも∞です。対象や体験を通して、何を伝えたいか、を意識しながら実践していただければと思います。


文責:黄ムテイ

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