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保育者のためのインタープリターズキャンプ(入門編)


【講師】:増田 直広(ますだ なおひろ)        〈公益財団法人キープ協会環境教育事業部 主任研究員〉

     小西 貴士(こにし たかし) 〈森の案内人、写真家(日本写真家協会会員)〉

【日程】:2019年12月14日(土)13:30 ~ 15日(日)15:00〈1泊2日〉

【会場】:キープ自然学校 (公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市清里)


今回のテーマは、「保育者のためのインタープリターズキャンプ」。東海から東北まで、総勢27名の方々が参加しました。講師には、増田直広さんと小西貴士さんをお招きし、インタープリテーション&環境教育の視点と保育の視点をつなげながら、2日間学んでいきました。

今回のねらいは以下の3つです。

① インタープリテーションについて知る。

② 保育におけるインタープリテーションの活用方法について考える。

③ あなた自身のねらい(目的)を達成する。

2日間の大まかな流れを記すと…

《1日目:12月14日(土)》

・開講式

・アイスブレーク

・実習:インタープリテーション体験① 展示(ふれあいセンター)

・実習:インタープリテーション体験② ガイドウォーク【屋外】

・講義:インタープリテーションとは

・実習:インタープリテーション体験③ スライド&トーク

・講義:保育におけるインタープリテーション

・一日をふりかえる時間

・自由交流会

〇インタープリテーション体験①・②・③

ここでは、それぞれ園での展示・園での散歩・絵本の読み聞かせと、保育園や自然体験活動の場などでの活動と重ね合わせながら体験をしました。インタープリテーションのゴールは、参加者に「へ~そうなんだ!」と感じてもらうこと。参加者の方々が体験を通して、発見や驚きに満ちた表情をされていたことが印象的でした。


《2日目:12月15日(日)》

・実習:伝え方の一工夫/オリエンテーション

・実習:伝え方の一工夫/準備

・実習:伝え方の一工夫/相互実施

・実習:伝え方の一工夫/ふりかえり

・2日間のふりかえり&わかちあい… (インタープリテーションを保育にどう活かせるか?を考える。)

・閉講式


【伝え方の一工夫/オリエンテーション・準備・相互実施・ふりかえり】

2日目は、参加者の方々自らインタープリターの実践者となることで、より学びを深めていきました。伝え方の実施では、3人1組になり、与えられた3つのテーマを元に、5分間のプログラムを実施しました。様々な書籍や備品を使いながら、準備時間は1時間弱ほどとは思えないほど、多様で工夫に満ちたインタープリテーションでした。


【2日間のふりかえり&わかちあい】

最後、2日間学んできた内容を日常保育にどう活かせるのかを考え、共有しました。

園庭の花壇で行えること、クリスマスやお正月などの園の行事で行えることなど、参加者の皆さんそれぞれが自分ごとに置き換えて、具体的にどういった場で、どのようにインタープリテーションが活かせるのかを話し合いました。

増田直広さんの講義の中で「普段着インタープリターのススメ」というお話がありました。インタープリテーションは特別な行為ではなく、インタープリターは特別な存在でもない。自然、文化、歴史、人への「感性」と伝えた「思い」があれば、誰もがインタープリターになれる、ということです。今回参加した方々も2日間を通して、インタープリテーションをより身近に感じたのではないかと思います。今後、それぞれの現場やフィールドで「普段着インタープリター」として、活躍されることを祈っています。

今回ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

(文責 清泉寮自然学校 石原)

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