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第44回清里インタープリターズキャンプ(入門)

anishio

やったらわかる!「三方よし」の伝え方~ 「伝え手よし、聞き手よし、世界よし」のインタープリテーション~

講師:増田 直広(公益財団法人キープ協会環境教育事業部事業部長/都留文科大学非常勤講師) 日程:2013年5月2日(木)~4日(土) 〈2泊3日〉  会場:ハリスホール  

春が始まったばかりの清里に、北は秋田県、南は高知県より、参加者23名が集まりました。 今回のキャンプのねらいは、以下の3つ。 ①インタープリテーションの全体像をつかみ、基本的なことを理解する ②『「三方よし」のインタープリテーション』=『「伝え手」、「聞き手」、「世界(社会、地球環境など)」の3つが良くなるような「伝え方」』とは何かを学ぶ ③参加者自身のねらいを達成する

主なスケジュールと実施内容は、以下のとおりです。


〈1日目:5月2日(木) テーマ:「聞き手」になろう!〉

【開講式・お互いを知る時間】 じゃんけんゲームで盛り上がり、緊張がほぐれたところで、一人一言ずつ自己紹介を行いました。

【まずは体験!自然体験プログラム(インタープリテーションプログラムの体験①)】 森の中でいろいろな色を探したり、自然物を使って料理を表現したり、様々な体験をとおして、たっぷりと清里の自然を味わいました。また、じっくり自然を見ることで、思わぬ自然の美しさや面白さを発見することもできました。

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【講義:インタープリテーション概論①】 「インタープリテーションと情報伝達の違い」「インタープリテーションとは何か?」など、インタープリテーションの基本的事項を学びました。 

【ナイトハイク(インタープリテーションプログラムの体験②)】 きれいな星空を眺めながら、夜の自然を楽しみました。静かに一人で草原に寝転がっていると、星空に吸い込まれていくような感覚になりました。   


〈2日目 5月3日(金)  テーマ:「伝え手」になろう〉

【朝さんぽ(インタープリテーションプログラムの体験③)】 清々しい空気の中、森を歩きながら解説型ガイドウォークを体験しました。

【インタープリテーション実習に向けてのウォーミングアップ】 一人一人、森の中から自分の心が動かされるものを、出来るだけたくさん探し出しました。その後は、数人のグループで、お互いの見つけた「心が動くもの」を紹介し合いました。

【講義:インタープリテーション概論②】 「インタープリテーションが伝えること」「インタープリテーションの公式」など、伝えるときに大切にすべきことや伝わるための工夫などを学びました。

【伝え手になろう!インタープリテーション実習】 いよいよ自分たちが「伝え手」になる時間です。3人1組となり、森の中で見つけた「自分たちの心が動いたもの」について、「体験」を通して伝えます。各グループのプログラム時間は15分。全体を大きく2つのチームに分け、各チーム4グループでプログラムの相互実施を行いました。どのプログラムも、グループそれぞれの個性が光っていました。グループ皆で「どうすれば参加者にうまく伝えられるのか」、お互いの知恵を出し合い、伝えるために力を 尽くした時間でした。 実施後は、体験者からのコメントをもとに、また同じプログラムをするとしたらどう改善するかをグループで話し合い、プログラムの練り直しを行いました。

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【講義:インタープリテーション概論③】 インタープリテーション実習の体験をふまえ、「インタープリターとして大切にしたいこと」を全員で挙げていきました。また、「インタープリテーションの3段階」「インタープリテーションの6つの型」についてなどを学び、インタープリテーションについての理解を深めました。  


〈3日目 5月4日(土) テーマ:自分ができる「世界よし」を考える〉

【講義:環境教育概論】 環境教育の基本的事項や、環境教育とインタープリテーションの関係について学びました。

【自分ができる「世界よし」を考える時間】 自分自身が、今後「伝える」ことでどんな「世界よし」を実現したいのかを考えました。数人で、それぞれの『自分ができる(したい)「世界よし」』について共有し、お互いの思いを伝え合いました。

【キャンプ全体のふりかえりとわかちあい・閉校式】 今回のキャンプで得たこと、今後活かしたいことなど、各自改めてこの3日間をふりかえりました。お互いの気づきや学びを聞き合うことで、また新たな発見や思いが生まれたように思います。一人一人に修了証が手渡され、キャンプは幕を閉じました。

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3日間のキャンプにおいて、参加者すべての方々から、インタープリテーションに関する知識とその可能性について、理解を深めることができたという感想をいただきました。また、参加者同士、そして、スタッフとの交流も充実したものとなりました。今後、それぞれの活動場所において、今回の実践を生かした活動をされることを願っております。

                   (文責:小野寺浩詩)

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