日程:2013年12月14日(土)~15日(日) 会場:清泉寮 アンデレホール 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
冬眠する間「体温」「呼吸」「心拍」を下げてしまうヤマネ。今回はそんなヤマネと人間の「からだのしくみの違い」について実験を通して迫りました。何度も参加してくださっている方、初参加の方、小学生からベテランの医師の方までバラエティに飛んだ総勢29名のクラスメート。どんな結果が出るのか楽しみです!
1日目 「ヤマネについて知ろう!」
室内でのゲームでお互いを知り合った後、初心者チームと少しマニアなチームに分かれて森へ。ヤマネと、ヤマネの住む森について探検しながら学びます。戻ってからは校長先生の講義。世界のヤマネについてなど、さらに学びを深める時間です。そしていよいよ実験タイム!聴診器で心拍を確認するチームと、スピーカーを通して心音を確認する2チームにわかれます。体温はサーモグラフィと温度計で確認。冬眠状態のヤマネが起きるまでを、はかる人、記録する人、など役割を決めて全員で観察をしました。
最初はなかなか聞き取れなかった心音も時間がたつにつれて安定し、体温も少しずつ上がっていくのがわかります。「ヤマネは頭から体温が上がっていくんだね」といった発見の声も聞こえます。もぞもぞ動きながら目を開けた時には大歓声!今回のデータからどんなことがわかるのか?楽しみは翌日に続きます。
2日目「人間とくらべてみよう!」
ヤマネと人間をくらべるためには人間のデータも必要です。そこで各チーム昨日のヤマネ役になってもらう人を決め、室内で体温と脈拍を測りました。そして森へ。静かに過ごす時間、活動的な時間、室内での休憩の後の時間、それぞれでデータを取ります。
そしてデータから読み取れること、なぜだろうと思うことをチームごとに話し合ってまとめる時間。みんなで協力しながら仕上げたら、いよいよ発表タイム!ヤマネと人間ではこんなところが似ている!ここが違う!と、各チームが工夫を凝らして発表してくれました。その中で「ヤマネは寝ているのに、何を合図に体温を上げていくのだろう?」などの疑問が。今回出た数々の疑問はまた次回以降のやまね学校に持ち越しです。
ヤマネと人間のからだのしくみの違いを考えた今回のやまね学校。発見もあったけれど、「ヤマネの不思議なところ」がさらに見えた回でもありました。わからないところが多いからこそ魅力的なヤマネ。次回はどんなテーマでその秘密に迫るのでしょうか?乞うご期待です!
実習生 松尾信子
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