~集客できる企画をつくる!~
【講師】近藤修一(株式会社エス.ピー.ファーム 代表取締役) 増田直広(公益財団法人キープ協会 環境教育事業部 事業部長) 【日程】平成27年2月11日(水・祝)~13日(金) 【会場】清泉寮本館ホール
毎年この時期に開催されるインタープリターズキャンプ専科。今回は「企画」をテーマに行われました。全国各地から様々な活動をしている16名が集まり、企画の基本的な考え方から「集客できる」企画にするポイント、また自分自身の現場の分析まで、濃密な学びの時間を共にすごすことができました。
<1日目/2月11日(水・祝):「企画って何?企画の基本を知る」>
まずは開講式。キャンプのねらいやスケジュールを確認します。その後は、自己紹介タイム。紙風船を落とさないようお互いトスをしながら、名前やお国自慢、キャンプでの目標を紹介し合いました。次は、外に出ての自然体験プログラムの時間です。「冬を感じさせるもの」や「春を感じさせるもの」を探したり、雪を使って生け花をしたり、冬から春へと移りゆく清里の自然を体と心で味わいました。
📷

その後は、講師ますやん(増田)による「インタープリテーションと企画」の講義です。「インタープリテーションとは?」「インタープリテーションと企画の共通点」など学びました。続いては、講師コンスケ(近藤氏)による「企画の立て方・つくり方」についての講義。企画作成の基本的な流れや考え方だけでなく、「いかに共感を得る企画にできるか」が企画を成立させるためのカギであり、そのためにも「感性を養う」「様々なものにアンテナを張る」ことが大切であることを学びました。夕食後には、過去に実施した企画や参加して印象に残った企画について、お互い紹介し合いました。それぞれの事例について、良かった点や改善点を話し合うことにより、企画が成功した要因や、企画を作る上で悩んでいることや分からないことなどを共有する時間となりました。
<2日目/2月12日(木):実際にやってみよう!企画づくり>
朝さんぽからスタートです。朝の清々しい空気を愛でるだけでなく、野生のシカやリスに会うこともできました。その後は、実際に企画づくりにチャレンジ!お題は「冬にも人が来て欲しい!キープファンを増やす!」。ますやんからキープ協会が今まで取り組んできた冬のプロジェクトについて紹介があった後、グループに分かれ、企画づくりに取り組みました。
📷

各グループ、時間の限りアイデアを出し、資源を調べ、話し合い、冬のキープ協会に人を呼び込むための企画を練り上げました。そして、完成した企画書をホワイトボードに張り出し、他の参加者から意見や感想をもらいました。小休止の後には、コンスケによる講義です。「集客できる企画」にするための広報や宣伝の考え方について学びました。さらに、講義と先ほどもらった意見や感想を受け、各グループ企画の練り直しを行いました。 練り直した企画は、それぞれのウリを意識した内容になっていて、どれも冬の清里に来たい!と思わせるものになっていました!その後はナイトハイクへ出かけ、美しい星空を見上げたり焚き火を囲んだりしてすごしました。1日フルに使った頭をリフレッシュする時間となりました。
<3日目/2月13日(金):企画のタネを自身の現場に持ち帰る>
まずはますやん、コンスケによる補いの講義、そして質疑応答の時間と続きます。質問には講師からだけでなく、参加者からも回答をもらうことにより、様々な現場の実情や取り組みを知ることもできました。その後は、それぞれの現場を見直す時間です。各自、自身の現場の強みと弱みを検証し、それをもとに集客できる企画づくりに取り組むための課題と解決策を書き出しました。現場に戻ってから、まず何に取り組むべきか、それぞれが進む方向を見据えることができたのではないかと思います。
あっという間の三日間。「企画づくりが楽しくなった!」「色々な意見をもらうことで企画がよくなることを実感した。」「意見を言い合える関係をつくることが大切だと分かった。」「今回学んだことを職場で共有して、皆で楽しく企画づくりをしたい!」など、参加者の皆さんから、それぞれの気づきとこれからへの思いを共有し、キャンプは幕を閉じました。
📷

皆さんそれぞれの現場から、これからどんな面白い「企画」が生まれるか、とてもとても楽しみです!「集客できる企画」づくりに取り組む仲間として、これからもどうぞよろしくお願いします。
(文責:実習生 山本淳晴(あっぱれ))
コメント