【日時】2017年6月24日(土)~25日(日) 【会場】清泉寮
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今回のやまね学校はやまねの食べ物と寝る場所を調べ、くう(食う)・ねる(寝る)マップをみんなで作るのがテーマ。やまねはどんなものを食べどんなところで寝るのか参加者全員が研究員になって、やまねの気持ちになって森を観察します。どんなくう・ねる・マップができるのか結果が楽しみです!今回の参加者は32名、以前もやまね学校に参加しているリピーターの方など小学生から大人まで幅広い年齢層でご参加頂きました。
第1日目 6月24日(土) テーマ:やまねのくう・ねる・を調べよう
はじまりの会 1時間目 みんなと友達になろう 2時間目 やまねって知ってる 3時間目 やまねのくう・ねるを調査しよう♪ 4時間目 夜の観察の準備 5時間目 やまねのくう・ねるを観察しよう! 放課後 ①観察の続きをしよう ②夜の森を探検しよう ③自由時間(交流会)
第1日目の1時間目は参加者さんやスタッフの紹介を行いました。1時間目ということもあり、どことなく緊張した空気が漂っていました。 2時間目は、清里に住むヤマネについてのスライドを鑑賞。知らないことすでに知っていることなど情報を共有。ヤマネの生態についてしっかりと学習することができました。 3~4時間目はいよいよやまね住む森の中へ。くう(食う)チームと、ねる(寝る)チームに分かれ、観察スタート。姿みえぬやまねに思いを巡らせ歩く森の中は、今までと少し違って見えます。 くうチームは、どんなものをやまねが食べるのか観察した後、チームごとにやまねが好きそうな餌を採取。やまねになったつもりで花や昆虫など、とっておきのご馳走を用意していました。 ねるチームは、やまねが以前実際に使用していた巣穴などを観察した後、チームごとにやまねが居心地のいい場所はどんな所なのか思いをはせながら段ボールで巣箱を作成。やまねが入りやすくスロープをつけたり、かわいいやまねのイラストを描いたりとそれぞれ工夫に富んだ巣箱が完成していました。 5時間目は夜間観察。くう・ねるチームで用意した餌と巣箱をやまねに披露。暗い部屋の中でじーっと静かにやまねを観察しました。ずーっとやまねを見ていたい気持ちもありますが、夜は長いので授業ではここまで。実験の結果については、翌日の授業で結果報告が行われます。各チーム想像を巡らせ集めた餌や個性的な巣箱を実際のやまねは気に入ってくれるのでしょうか。
第2日目 6月25日(日) テーマ:やまねのくう・ねるマップをつくろう
6時間目 観察結果をまとめる時間 7時間目 やまねのくう・ねる・マップをつくろう! 8時間目 2日間のまとめ おしまいの会
いよいよ第2日目。 6時間目は、昨日の餌と巣箱の使用状況の結果発表がありました。すっかりなくなっている餌や、やまねが入った形跡がある巣箱もあり、皆さん結果に一喜一憂。ここで出た結果をチームごとに発表してもらい、みんなで情報を共有。より一層やまねについて知識が深まりました。 7時間目は昨夜の実験の結果を踏まえ、いよいよ今回のテーマ“くう・ねるマップ”の作成に取り掛かります。 くうチームはやまねの餌となる木を、ねるチームは巣の材料となるものを森の中で実際に歩いて調べ、それぞれ地図に印を付けていきます。森の道なき道をあるく姿はまさに研究員そのもの。ここで出た結果をもとに、いよいよくうチームとねるチームそれぞれの地図を合わせくう・ねる・マップの完成。 出来上がったマップを基にやまねがどんなところで活動しているか、チームごとに考察しあい研究結果を発表してもらいました。やまねのくう・ねるについて学んだ森の中を歩いて調査したにもかかわらず、皆さん疲れた顔もせず真剣に聞き入っていました。 8時間目、はやくも最終授業。この2日間に観察したことや、くう・ねるマップについてのまとめを行いました。
やまねのくう・ねるに焦点をしぼり観察・考察をした2日間。今までよりもぐっとやまねに近づけたそんな2日間だったのではないでしょうか。
第54回やまね学校で作成した『くう・ねるマップ』は、8月19日現在、やまねミュージアムの展示でたくさんの方にご覧いただいています♪参加者のみなさん、ありがとうございました!
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