top of page
anishio

第61回清里インタープリターズキャンプ 場のデザイン「時間・空間・関係性」

日時:2017年2月27日(月)~3月1日(水) 会場:キープ自然学校ほか

今回のインタープリターズキャンプは、『場のデザイン「時間・空間・関係性」』というテーマで実施しました。環境教育に携わっている方、ガイドとして活躍されている方、これから活動される方など、様々な立場の方々にご参加いただきました。


1日目

📷

📷

この「時間・空間・関係性」を学ぶため、『KP法実習(紙芝居プレゼンテーション)』に挑戦しました。このKP法とは、キーワードが書かれたA4用紙をホワイトボードなどに並べて解説するプレゼンテーションの技法です。参加者の皆様に出されたお題は「私のお国自慢」。時間は3分、目標は「聞き手の方がお国に行きたくなること」です。 話の流れ、時間配分、立ち位置、参加者さんとの距離、言葉のタイミング、ホワイトボードの使い方、発表者からの発問・・・などなど。みなさん「時間・空間・関係性」を意識しながら、「行ってみたい!!」との心の動きにつながるよう、「お国」の魅力を一生懸命発表されていました。


2日目

📷


この日の午前中は、キープ協会の関根が講師となり、野外にて自然体験プログラムを行いました。この時間の目的は、キープのプログラム体験を通して、プログラムの中での「場のデザイン」を知ること。この時間で体験したことを参加者さん同士で振り返り、「時間・空間・関係性」の観点からどのような工夫がされていたか、お互いの気づきを分かち合いました。

📷


午後の時間は、「企画のブラッシュアップ」を実施。この日の午前までは、「一つの体験の中」というミクロな視点での「場のデザイン」を考えてきましたが、午後からは「一つの企画」という、今までよりマクロな視点での「場のデザイン」を考えます。ブラッシュアップする企画は、参加者の皆様がそれぞれの現場で実施中・または計画中の企画。「場のデザイン」を学びつつ、その「成果」をそのまま現場で活かして頂こうという試みです。 様々な現場で様々な企画があり、その企画の数だけ悩みがあり・・・。二人の講師も交え、参加者さん同士で意見を出し合い、互いに学びあう場。皆様にとって、とても有意義な時間になったようです。


3日目

📷


最終日、ここまで学んできたことを振り返り、参加者の皆様とともに「インタープリターの場づくりで大切にしたいこと」をリストアップしました。 ・柔軟性のある計画・進行 ・ドキドキ、ワクワク感 ・共感する(否定しない) ・余裕を持つ ・自分自身が楽しむ     ・・・などなど。 「場のデザイン」における時間・空間・関係性は、それぞれが独立した項目というわけではなく、状況に応じてそれぞれが複雑に絡み合う「変数」のようなもの。「この場合はコレ!」といった「公式」がない分、インタープリターの経験と技術に基づいた判断力が問われるものでもあります。どちらかというと、今回のテーマはやや難しい内容ではありましたが、参加者の皆様がこの3日間で得たものは、とても大きかったようです。

この研修をきっかけに、皆様がそれぞれの現場で活躍されることを心から願っています。

(村井 孝一)

閲覧数:27回0件のコメント

Comments


bottom of page